前述したように、TOPページは、ウェブサイトの顔であり、本で言えば表紙です。 これがダメだと中身は見てもらえません。 そのため、当社でウェブサイト制作の依頼を受けた場合は、目をひくような魅力と個性あるデザインになるように、TOPページには相応の手間をかけます。 それだけ重要にもかかわらず、TOPページに使用するイメージに、安易な素材集の写真を使用してしまっているウェブサイトがとても多いと思いませんか? 特に、TOP画像で「白人が携帯電話で話している」「高層ビル群」「流れる光のイメージ」などの写真を見かけることは多くないでしょうか?


こういった写真は、IT系のベンチャー企業や、コンサル会社、人材派遣会社などのサービス業などでよく見られます。
素材集の写真を使用すること自体がダメだということではありません。 完全にオリジナルの写真をプロのカメラマンに依頼すれば数万〜数十万円はかかります。 コストの問題から考えると、よほど金銭的に余裕のある大企業でない限り、素材集の写真の使用は現実的な選択肢の一つです。
しかし、安易に素材集の写真を使用してしまうことは、様々な問題があります。
その最大の問題点は、「個性がない」ことです。個性がないために、ウェブサイトから会社の実態がまったく伝わらなくなり、信頼性も下がります。
会社のオフィスや具体的な製品、サービスの実例などの写真がなく、素材集の写真ばかりのウェブサイトは、
「本当にこの会社って実態あるの?」という
疑問を持たれかねません。
そのため、素材集の写真を使用する際には、慎重さが求められます。
また、TOP画像に付随するキャッチコピーも重要な要素です。
例えば「高層ビル群」の写真に「次世代のITソリューションをリードする!」などと、よく意味がわからないながらありがちなキャッチコピーが入れば、ますますそのウェブサイトからは信頼性が感じられません。
その会社はしっかりと業務を遂行しているのか、そもそも会社として実在するのかすら疑ってしまいます。
つまり、重要なのは「個性」と「信頼性」です。
「個性」がなければ、競争相手である同業他社との違いは見えてきません。
どこにでもあるようなつまらないウェブサイトを作っても、ウェブサイトからの新規顧客開拓は困難です。
せいぜい(商品やサービスの)価格や立地を比べるための材料としてしか見てもらえないでしょう。
TOP画像はウェブサイトの「個性」「信頼性」を印象づけるうえでもっとも大切な要素の一つと言えます。
- TOPページのメイン部分の画像が、素材集そのまま。しかもよくありそうな写真
- 特に「白人ビジネスマン」などの西洋人、「ビル群」「流れる光のイメージ」「空と雲の晴天」
などの写真は要注意
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