003.7.高価なサイトを制作しなくても済む場合

高価なサイトを制作しなくても済む場合

 これまで、ウェブサイト制作の適正価格に関して当社の思うところを述べてきました。 「激安」制作会社に依頼するくらいなら、作らないほうがまし、とまで主張しました。 では、個人商店などで、予算がないけどウェブサイトは作っておきたい、という場合はどうでしょうか?例えば、個人商店などでウェブサイトの制作に50万円かけるのは現実的な選択肢ではないかもません。客単価が高い、立地が良いなどの条件に恵まれた店舗であれば、50万円でウェブサイトを作り、毎月の管理費を支払っても十分にプラスになることかもしれません。しかし、多くの個人商店には、そこまでの予算をかける意味がありません。 では、どうすればよいのでしょうか?

 こうした状況であれば、当社の場合はお試しとして1ページだけのウェブサイトを作る「並プラン(15万円)」をお勧めしています。 1ページといっても、下に長くスクロールする縦長のページです。ここにデザイン性の高い画像や見出し、コピーを入れ、Googleマップを組み込みます。必要最低限の情報を品質の高いデザインで表現します。こうすることで、必要な情報を提示しつつ、しっかりとしたブランディングを行うことが出来ます。

 もちろん、アクセス数の向上も初めから考慮して、SEO対策もしっかり施します。しかし、ページ数が少ない以上、アクセス数を稼ぐのは容易ではありません。 そこで、効果を底上げするために、各種の「無料サービス」との連動によってユーザを集客するという戦略を採用します。インターネット上には様々な 「無料サービス」が溢れています。例えば「Googleプレイス」は、申請をすれば無料でGoogleマップ上に会社やお店の 該当箇所に名前と連絡先を掲載してくれます。飲食店であれば「食べログ」などの登録無料のサイトに登録するという手もあります。さらに、ブログを開設し、常に新しい情報を発信することで、集客力を少しずつ上げていくこともできます。当然、Facebookやtwitterもうまく活用すれば効果が出せるでしょう。

 尤も、これらの無料サービスのみで大きな効果を出すのは簡単なことではありません。やはりそれなりのノウハウを駆使する必要があります。さらに、これらのどれか一つだけを実行したとしても、結果を出すのは難しく、いくつかのサービスを連動させて運用し、相乗効果を出さなくてはなりません。ウェブで効果を出すには、やはりそれなりの意識と労力が必要なのです。しかし、「激安」ウェブサイト制作に数万円をかけるくらいなら、無料サービスを試してみるほうがよいのではないでしょうか?リスクは「労力」だけなのですから。

これらの「無料サービス」は、ひとつでは効果が出にくく、複数を利用し、相互に補完し合うことではじめて効果を発揮します

本項のポイント―ウェブ制作の適正価格を見極めるために(7)

  • 無料サービスを活用すれば、サイトを持つ必要がない場合もある
  • 無料サービスの運用にはそれなりのノウハウが必要
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